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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方




2人の大きな背中が
丸まって怯えていて、
まだ心は私にあるのだと
実感させてくれる。

『ううん。
本当に大丈夫…
ちょっと怖かったけど、

2人になら…
何されても平気だから…』

ギュウッと抱き締め返して
大丈夫だよって
精一杯伝えてあげる。

お互いに見つめ合い
2人とキスを交わす。

昨日は無かったくちづけ。

少し体を離して
手を繋ぐ。

体を引きずっているのを見て
ランランが

「抱っこしてやる…」

ってお姫様抱っこしてくれる。

『ありがとう…//』

「ん…」

トスッとソファに座らされて

『ちゃんと…菱…呼んだから…
だから、2人とも…
私のもとから…離れないでね。』

「…それはこっちのセリフだ。

今日は俺たち午後からで、
18:00には戻るから。」

『う、うん…
私は…お休みって言ってある。』

「俺たちが帰るまで
絶対に家にあげるなよ。」

『はい。』


**

「それでは行ってくる…」

『うん。
気をつけて( ¨̮ )』

「なるべく早く帰る。」

『うん。
ありがと…//』

ランランとミューちゃんは
なんとなく気まずいからか
頬にチュ…としてダイニングを出る。

ガチャ……バタン…

『……ふぅ…

落ち着こう。大丈夫。

2人は、元彼たちとは違う…』

自分に言い聞かせながら
そう呟いて再びソファに腰掛ける。

すると…いつの間にか眠ってしまっていた。


**

声が聞こえる…

「ごめん、俺、好きな人ができたんだ…」

『貴方まで……ひどい…』

「お前…重いよ……」

『あ、ごめんなさ…』

「なんだか…汚く見えるって言うか…」

『…ごめんなさい。』

「僕のなのに…
なんでそんな格好するの。」

『…はぁ、…ハァ…』

やめて。

「ねぇっ!」

『っ…』

殴らないで。

「やっと、…僕のものだ…」

ニヤッと笑う口元

全身を炎で焼かれているような感覚。

窓のない暗い部屋

そして、病室のベッド

4人の笑顔……

行かないで…


END
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