第5章 ST☆RISH ツアー中の過ごし方
**
会議室にて
『ごめん、皆急に集まってもらって。』
と話し始める。
うちの会社の
全部署の部長、課長クラスを集めて
緊急会議を開く。
『今回集まってもらったのは
対応状況とどの部署が逼迫しているか
確認するためです。
各部署、報告お願いします。』
「はい。縫製部です。
正直今回請け負ってるのは修繕です。
新たな部署設立が必要かと思います。」
『うん。それは私も思ってた。
…解体…というか、ほどきのチームだよね』
「はい。
私たちは新しく作ることはできても、
解きからとなると
時間がかかってしまいます…
縫製の部署の1チームを解き専門とし、
不足する人材をバイトでもいいので
増やして欲しいです。」
『…そうだね。
人材募集は既にかけてあるから
順次入れていくので
先にチーム増やすことは可能かな?』
「今の状況であれば、
余裕ではありませんが、可能です。」
『OK。じゃあチーム増やして。
チームリーダーは
部長に選任任せるね』
「承知しました。」
『他、……
**
『はぁぁぁ…つっかれたぁぁ』
社長室のソファに
寝そべって
スマホを見ると
時間が16:24となっていて、
トッキーから9:38にメッセージが
入っていたことに気づく。
『”今日、20:00には電話できそうです。”
……か…///』
私の生活の癒したち。。
「……同居人ですか。」
急に菱の声がして
『うわっ!?居たの!?
びっくりしたぁぁ…( ˊᵕˋ ;)』
と驚く。
「ひどいっ、居ますよ!ずっと!」
と涙目の菱。
『なんとか、今日で私が決めないと
ダメそうなとこ回ったから
あとはお願いするよ??
私、家では暇なフリーランス女優だと
思われてるんだから。
暇にしてないと…』
「はい…今日の話を聞いている限りでは
なんとかなりそうな気がしてまいりました。」
『んー…
あとは、B社のいい人材
ヘッドハントしたいけど…
まぁ、それはおいおいでいっか。』
「…そうですね。
ひとまず今回の対応で
様子見ましょう。」
『そうしよ…』
「車下に回してきますね。」
『うん。
帰りにココのケーキ屋さん寄って、』
スマホで情報を共有すると
「…はい。承知しました。」
と言って、社長室を出る優秀な秘書。