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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第4章 baby my strawberry



「なっ!、…
では、奴は怒っている訳では無いのか」

「まぁ、やられたことを気にしてる
と言うよりは
私と黒崎さんがいない状況で
したことが許せないって感じでした^^」

「はぁ…レディ…惚れ惚れするね。

これで、バロンと休日を過ごすって言われても
少しだけ安心できるよ」

「ふふっ、確かに、そうですね。」


少し安堵し
机の上の余ったストロベリーを
男3人で貪る。

そうして、ある意味平和な時間が過ぎていく……


**


数時間後


「ただいまー…って、
お前ら3人だけか?」

ダイニングの前の扉が開き
帰ってきた蘭ちゃんが
リビングの方へ歩いてくる。

「今、バロンのお仕置き中〜…」

「黙れ。」

「おかえりなさい
黒崎さん。」

「?なんだ?どういうことだ?」

頭にはてなマークを浮かべる蘭ちゃんに
イッチーがここまでの状況を伝える。

**

「お前、アホだろ。」

「なんだと!
まぁ、貴様にはわかるまい。
あやつの口の中で十分に
柔らかくなった果実が
どれだけ甘く美味であるか…」

「バロン…反省しなきゃいけないんだから
言葉には気をつけて」

「で?そろそろ出てきてもいい頃だろ。」

「……そういえば…」

4人で書斎の扉の方を見て

「まさか、飢え死んでいるのではあるまいな?」

「まさか…」

なんて言いながらバタバタと
書斎の前に行き、
扉の前でデカい男4人で立ち尽くす。

コンコン…

「おい、蘭丸だ。帰ったぞ。」

蘭ちゃんのこの言葉にも


シン…

と無反応。

いよいよ中で倒れてるんじゃ…
ってことで、

レディの許可は無いけど
書斎の扉をガチャ…と開ける

(よし、鍵はかかってない。)

すると目の前のソファで

『スー……スー……zZZ』

と眠る彼女。

全員でほっと胸を撫で下ろす。

もう外は夕暮れで…
夕日がキラキラと彼女を照らして
幻想的だ。

ソファの横のサイドテーブルには
俺とミューちゃん用のベレー帽が
完成されて置かれている。

ミューちゃんは
オフホワイト基調でヘッドバンドの
端にメンバーカラーの空色のラインが入っている
俺のは黒基調で端にオレンジのラインが入っている。

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