第4章 baby my strawberry
レンside
「ん……」
ゆっくりと目を開けると
見知らぬ天井が見え、
(あれ?ここどこだろう…?…)
となるが、
『んっ…zZZ』
「スゥ-……スゥーzZZ」
「……zZZ」
「…ガー…それは俺のだ…zZZ」
と、少し体を起こして
周りの顔ぶれをみて
昨日のことを思い出す。
〇〇ちゃんの寝顔…///
バロンの胸にすっぽり収まるように
寝息を立てて眠る彼女が愛おしい…//
その胸が俺のだったらと思ってしまう。
すると……
『…んー……?
ん?』
と、目を覚ます〇〇ちゃん。
俺はその様子を目に焼き付けたくて
じーっと様子を伺う。
すると…
目の前にいるバロンの寝顔を見て
腰辺りをホールドしてる蘭ちゃんを確認して
少し体を起こして
手を握ってるのがイッチーだってことを確認
それから、(あと一人は?)なんてキョロキョロして
俺を見つける。
バチッと目が合い、
にへらぁっと笑って
『レンくんおはよぉ~♡』
だって。
朝一からなんて可愛いんだ。
「クスッ……おはよ…」
色んな腕にホールドされているからか
またごろんとバロンの腕の中に戻る
そして、まずはいっちーに繋がれた指を
そーっと離し、右手を解放される。
そして、その右手で
蘭ちゃんのバスローブの袖を掴んで
腰をホールドしている腕を持ち上げ
下半身も開放される。
皆から解放されようとしているレディが
あまりにも真剣で
可笑しくなる。
最後にバロンの腕も
そっと持ち上げ、
自分の体をスっと抜いてから
腕を元の位置に戻す。
そして…
くるっとこっちを向いて
ハイハイで向かってきてくれる。
そして
『ぎゅーっ』
って言いながら
俺の腕の中に埋まる。
「クスッ…可愛いね。
どうしたの?」
『んー?…今日オフの人ー?』
「?…はーい?」
『じゃあ、レンくんには
今日1日私を抱っこする権利をあげます♡』
「抱っこ?どうしたの?」
『その…昨日激しかったから…
腰が…たたないの///』
頬を染めて
伏し目がちに
目をそらす彼女が可愛すぎる。
それに腰立たない…なんて。
「それは…大変だね。
俺が抱っこさせて貰えるの?」
『うん。レンくんがいい。』
「クスッ…嬉しいけど、
一応なんで俺なのか聞いてもいい?」
と言うと…