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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第12章 向き合う




**

『…っていうか、
顔も見せずに
じゃあ、同棲解消ね…

って、結構ひどくない?』

ウトウトしながらも
菱とひたすら喋りまくる

「結局ねぇ、
みーんなアンタに甘えてんのよ。

でも、アンタがそうさせてるんだよ?

甘やかして、
どうせまだ「何してもいいよー」とか言ってんでしょ?

だからこんなことになるのー。」

真っ赤な顔で
ビシッとおでこを人差し指で突いてくる菱。

『うわっ、ひどい!
菱そんなこと思ってたんだー!( ˵>ㅿ<˵ )』

と菱の言葉が
グサグサと突き刺さってる私。

「思ってるわよ!

クソみたいな彼氏ばっかと
付き合って、見る目がないんだと思ってたけど、

あんたがダメ男にしてる可能性もあるなって、
最近思い始めてきたところよ。」

とさらに追い打ちをかけられる。

『うっ……
思い当たる節が…(=_=)』

元彼たちのどんどんダメになっていく姿を
思い出して吐きそうになる。

そして、さらに強い指圧で
おでこをビシッとされ、

「私はね、アンタのことを蔑ろにする
彼氏にもアンタ自身にも
怒ってるんだから!」

と、グビっとワインを飲み干す菱。

『えっ…キュン…♡
って、菱にキュンてしちゃったじゃん//』

不覚にもときめいてしまった私に

「えっ?
……抱いてあげようか?♡」(イケボ)

髪をかきあげながら
ウィンクかましてくる菱。

私は

『最低。キュン返せ!』

と首を絞める。

「うぇぇ。死ぬ死ぬ!」

お酒飲んで、
ギャーギャー騒いで
泣いて、笑って、叫んで

久々に時を忘れて
楽しく過ごした。

なんだか夢を追いかけていたあの頃に戻った気分。


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