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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第9章 QUARTET NIGHTとの撮影



〇〇side

ミューちゃんとの撮影。
気張っていかないと、
この衣装にもミューちゃんにも
画が負けてしまう。

ダンスのことは分からないけど…
これは撮影だもん。
私でもなにか役立てることがあるはず!

と思っていた矢先
プロデューサーも
このポーズというのが言葉で表せないからか

「一旦踊りながら模索していこう!」

ということになり、
ミューちゃんにリードされながら
ワルツを踊らないといけなくなる。

『い、いったいどうしたら(。>ㅿ<。)』

と困っていると

「俺の足の上に乗っていろ。」

とミューちゃんに言われる。
どうやら、素人がすぐにできるものではないみたい。

『で、でも…ヒールが…』

「構わん。」

う…//
なんて頼もしいの//

『なんだか悔しい…//』

「ふっ…いつも余裕そうな貴様が
どうしたらいいのか…と口にするのは珍しい。
これはこれで、こちらの優越心を刺激するな…」

『…//』

ミューちゃんの足に乗って
ワルツを踊る。
体を押したり引いたりして
全てミューちゃんにされるがまま。

そして…

「あっ!そのポーズいいですね!」

と、やっとプロデューサーから
一時停止の指示がでる。

そのポーズでピタッと止まるけど

『はぁ…はぁ…』

結構キツイ…

額に汗が滲んでいるのが
自分で分かる。

ミューちゃんは息ひとつ乱れていない。
すごいと思うのと同時に
…なんか悔しい…//

悔しいけど、格好いい…//

「大丈夫か…?
休憩とるか?」

と、気遣いまでしてくれるけど

『い、いらないっ、…
はぁ…はぁ…
ミューちゃんに、負けてらんない。』

と、負けず嫌いを発揮する。

「フッ…そうか…」

『ん…』

私は右手をミューちゃんにされるがまま
ピンと伸ばし、
左腕を彼の右腕にそっと乗せる。
常に女性側が仰け反って居るのがデフォルトのようで
背筋を使いながら色々な動きをする。

ただ、それだと
カップルフォトっぽくならないからと
プロデューサーの指示で
左腕を彼の胸に当て、
彼の右腕は私の腰に当てられる
反対の腕も軽く曲げて握り合い、
顔と顔の距離も
見つめ合える程度の距離を残して接近させる。




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