第9章 QUARTET NIGHTとの撮影
フ…ファンになってしまいそう…
通り過ぎる□□さんの
後ろ姿を眺めていると
QUARTET NIGHTの皆さんの元へ
さっそうと歩いていく。
美風さんの服装に合わせて
黒のジャケットに
黒のワイドパンツ、
白のワイシャツに
紫の細いネクタイで、
スーツライクなファッションに身を包んでいる。
『…皆、
よろしくお願いしまーすっ٩(ˊᗜˋ*)و』
と、かっこいい服装からは想像のできない
愛嬌で挨拶している。
「よろしくマッチョッチョ♡
久々だねっ!」
『うん!嶺二いつぶり?
今日はよろしくねっ(*^^*)』
と、寿さんが人懐っこそうなのは
いつもの感じですが…
「よろしくな…」
『うん…//
よろしく♡』
おや?
黒崎さんまで少しデレてる気がします。
「おい、…髪が乱れてるぞ」
『あっ、ミューちゃん…ありがと♡』
カミュさんも…いつも通りな気もしますが…
□□さんが信頼を寄せる眼差しに見えます。
「あっれ~?
”ミューちゃん”…なんて呼んでたっけ?」
寿さんが最も気になる質問。
『へっ?…
嶺二がいつも呼んでるから
舞台共演した時から
そう呼んじゃってた( ˊᵕˋ ;)
ごめんなさい、やだった?』
と、謝罪した上で
上目遣いを使いこなす□□さん。
「いや、…構わん…//」
(流石、こういう時の演技は
上手いな…)
『そお?
じゃあ、今まで通り嶺二と同じで
ミューちゃんて呼ぶねっ
ランランもランランって呼んでるんだぁ』
「えっ、〇〇ちゃん、
僕がつけたあだ名ばっかり
真似しないでよ〜(><)」
『え~…じゃあ美風さんは
藍ちゃんにしよ~…(--;)
って、
嶺二…ちょっとこっち来て…』
4人で仲良く話しているかと思いきや
寿さんと□□さんが
あとの2人から離れて
なにやらヒソヒソ話。
「ちょっと、なにぃ?
2人っきりになるなんて、
〇〇ちゃん、やらしいっ(´>∀<`)」
『やらしくないっ(=_=)
今日…変な企画してないよね?』
「変な?…ってどんな?」
『着ぐるみ着てデートとか
宇宙でデートとか
動物に扮してデートとか!』