第8章 美しき過去
『じゃあ行ってらっしゃい( ¨̮ )』
チュ……ギュー
ミューちゃん、ランラン、レンくんを
リビングで見送って
まだ業務開始まで少し時間あるなーって
ソファでニュースを見ていると…
ギシッ…
コーヒーを入れ直してきた
トッキーが私の横に少し距離を開けて座る。
初めての2人きりに
緊張しているように見えて
可愛い…//なんて思ってしまう。
『…//』
ギシ…
私はトッキーの横にぴとっとくっついて
肩…には少し届かないけど
左腕にもたれかかる。
「…///」
特になにも反応は無いけど、
なんだか初恋の男女みたいで初々しい。
『なんか…照れるね…//』
「…ええ…///
言葉にしないでください…//
余計に…気恥ずかしくなります…//」
『………//
ねぇ、トッキー…//』
この空気に耐えられなくて
トッキーを見つめると
「なんです…その可愛い顔は…//」
チュ…
『ん…//』
とキスしてくれる。
はぁぁ…♡
綺麗な顔…♡
私なんかより
きれいな肌に
サラッサラの髪…
瞳もキラッキラで…
トッキーの努力が凄いってことが分かる。
『……なんか、悔しい…//』
「えっ?なにがです?( ˊᵕˋ ;)」
『なんでもない…//』
「もう、なんなんですか…( ´ㅁ` ;)」
まったりと
こんなやりとりをしていると
『あっ、そろそろ
書斎行かなきゃ…』
と、時間が迫っていることに気づく
パッと立ち上がる私の腕を
ぎゅっと掴み
なんだか寂しそうにするトッキー…
『ん?…どうしたの?』
「……せっかく2人きりなのに…」
と、ボソッと呟く。
なんだか子供みたい…
じっとトッキーの様子を伺っていると
「あっ、す、すいません…
子供みたいなことを言ってしまって(>ㅿ<;;)
わ、私のことはきにせず…」
と、焦って謝るトッキーに
『じゃあ、一緒に書斎くる?
同じ空間にいるだけでいいなら
書斎で好きな本、読むといいよ^^』
と提案すると…
「い、いいのですか?」
と、ぱぁっと表情が明るくなる。
こういうところを見ると
やっぱり私の方がお姉さんなんだな…
とか思ってしまう。
『いいよ^^
私お喋りしながらでも
仕事出来るタイプだから^^
色々お話しよ〜』