第1章 告白の返事
そして、
無事、5人で付き合うことが決まりました。
でも本当の意味で
彼女を分け合うことになるのは
まだまだ先の話です。
今はひとまず
全員スタートラインに立った
という気持ちです。
さらに、
この屋上で〇〇さんから
こんな提案がありました。
『皆で私のお家に住まない?
4人のシェアハウスで、
私はそこの大家の孫
っていう設定にするから^^』
ですって。
なんですかその素敵な提案。
私たちは深く考えずに
その甘い誘いに
「住む」
「住みます」
「住むに決まっておろう。」
「住みたいな」
と、二つ返事で承諾した。
1週間後に
私たちが引越しすることが決まり、
楽しみ〜なんて
言っていると
〇〇さんが腕時計を見ながら
『あっ!もうこんな時間!
打ち上げいかないと!』
と焦るような仕草をします。
その言葉に
全員が現実に引き戻され、
バタバタとその場を後にし、
夢のようなひとときは
第一幕を閉じてしまいました。
**
(おまけ)
打ち上げの会場に着いた〇〇さんは
既にバラや洋菓子で持ち物がいっぱいで
監督やスタッフさんたちに
ツッコまれていました。
END