第5章 素直じゃない[○我妻善逸]
「んっ…!」
「っ…まだキツかったか……ごめん…苦しい?」
「だい…じょうぶ……っ…」
「息深く吸って。力抜けれる…?」
彼女は言われた通りにしたつもりだが、昨日と今日とでは慣れるはずもなく彼が動く度に力を入れてしまった。
「俺の首に腕まわして。……そう。じゃあ動くね」
善逸は彼女の腰を押さえながら腰を動かした。
肌がぶつかり合う音とどちらの水音か分からない程の音が部屋中に響き渡り、その中に2人の吐息が混じっていた。
「うっ……んっ……あっ、あんっ……」
「かわいい……もっと聞かせて?」
「んっ!」
善逸の首に回していた腕はいつの間にか彼の手の中にあり、激しく腰を動かしていた。
「凄い中ヒクついてるよ……。もう何度もイッちゃった?」
「わかんっ…なっ……!あっ…!」
「っ……ごめん……早く動かすね」
「まっ……!あっ!んっ!」
彼女の制止する声を無視し、腰を抑え激しく打ち付けた。
善逸自身もイきそうになっていた。
「っ……出る………!」
「……っあ……!」
自身のモノを出し切り、ゆっくり抜き、ゴムを摂る。
ティッシュで包みゴミ箱に捨て、彼女のソコも拭く。
「……ごめん、激しくしすぎたね」
「………えろがき」
「口悪いね!!?」
「……ねむい、寝よ?」
彼女はそう言い、両腕を伸ばした。
「………には敵わないな!」
善逸は腕の中に飛び込み、2人は抱き締めながら眠りについた。