第3章 復讐の糸[☆童磨]
指を中に挿れられ、中を掻き混ぜられた。
彼女の吐息とグジュグジュという音が部屋中に響き渡る。
「はっ……んぁ…」
「どうだ?仇に犯される気分は
立っているのもやっとか?」
「っ……あっ…ぬ、けっ……!」
「ふん、淫乱だな貴様は」
指を抜き、腹に回していた触手を解くと、彼女は膝から崩れ落ちた。
それを見た無惨は彼女を仰向けし、口を開けさせた。
「飲め」
「っ…いや、だ……」
「なら飲ませるまでだ」
無惨は液体を口に含み、彼女に口移しをした。
喉が動く音が聞こえると口を離した。
「貴様はもう何も感じなくなる。
悲しみも幸せも。ただ私に抱かれるだけの存在になれ」
「そんなの………嫌に決まってるね……」
「薬はすぐに効いてくる」
「っ……!」
彼女の耳を舐め回し、反対側の耳も細い触手で弄った。
彼女は抵抗するために足を動かした。
「暴れるな鬱陶しい」
「離せって言ってんだろ……!」
「まだ抵抗するか。ならこれでどうだ」
頭に指を刺し、彼女の感情を操った。
彼女の目から光が消え、動かしていた足はパタリと止まった。
「そうだそれでいい。
お前は私のモノだ。言ってみろ」
「…………私は…あなたのモノです」
「よく言えたな。褒美だ」
水温と肌がぶつかり合う音が部屋中に響き、
彼女は薇が切れた人形のように、身体中の力が抜けていた。
ただぼうっと、無惨の顔を見ることもなく、ただ遠くを見つめていた