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【MHA】【轟焦凍】【R18】sleepingbeauty

第1章 待っていたら微睡みの中


とある日の寮での話。私はいつも通り、夕方のメニューをこなして少し帰りが遅くなった時の事だった。

「ただいま」

私が帰った頃は21時過ぎ。相澤先生に連絡はしたものの、流石に帰りが遅くなったと反省する。


なぜならいつもなら皆テーブルを囲い、ソファーに腰掛けて談笑する姿があったのに、この時間帯になると各々自室へ戻ったのだろう。共有ルームはもぬけの殻だ。
いや、もぬけの殻と言うには語弊がある。ただ一人、共有ルームのソファーに腰掛けて静かに佇んでる姿が。

「轟くん…?」
「…」

一人で静かに佇んでいる彼に違和感を感じて、ゆっくりと歩み寄ってみる。そろり、と彼の隣まで近付いて顔を覗いてみれば、寝息と共にあどけない寝顔がそこにはあった。

「(寝てる…)」

なんでこんなところで寝てるんだろう?
クラスの皆なら起こしてあげそうなものだけど…

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