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【MHA】【爆豪勝己】(※R18)ハートビートエネルギッシュ

第4章 beat.4


「その、爆豪って何だかんだ真面目だから、そういうの全く興味無いと思ってたし…。」
「………」
「そんな君に抱かれたなら安心した」

照れくさそうにそう答え、優しく微笑みながら俺を見つめる流氷。そのまま彼女は俺の頬に手を添えた

「それに…私の身体でも、その、発情してくれたのは、恥ずかしいけど嬉しいよ」

だから気にしないで、と頬を撫でて言った流氷に、俺はカッと目を見開いた。


『私の身体でも』だァ!?
自分で分かってねぇだろうけど毎回毎回色気プンプンさせといて何言ってんだ!!?
ただでさえ他にもてめェの事好きなやつがいるのに、こっちは取られねぇ様に必死こいて目光らせてんだぞ!!

「ハァ!?ずっとエロい目で見てたわ!」
「ええ…?」
「なんだったらてめェをオカズにしてたわボケ!!」
「え、えええ…!?」

さらりと飛び出した爆豪の爆弾発言に、驚きのあまりパクパクと口の開閉を繰り返し、徐々に顔を赤くさせていく。そして恥ずかしさのあまり爆豪の胸に顔を埋める塑琉奈。

「そこまで聞いてない…」っとモニョモニョ呟く彼女を無理やり自分の方へ向かせ、改めて爆豪はジッと塑琉奈を見つめる。

「そんくらいてめェが…塑琉奈が好きだ」
「爆豪…」
「か・つ・き」
「か、勝己…ん、」

顔が真っ赤な塑琉奈の顔を見つめながら、有無を言わさず名前を呼ばせて、満足したのか彼女の唇を柔く塞さぎ、ぎゅうっと塑琉奈の身体を抱き締める

「責任取っから、もうお前を誰にもやんねェ」
「う、うん…」

抱き締められたままに生返事を落とし、塑琉奈は素肌に感じる爆豪の高くなっている体温が自分の身体に伝わってくるのを、心地好く目を細めた。

「不束者ですが…、よろしくお願いします」
「ん」

何だかんだこんがらがっちゃったけど…爆豪に好きって言われるのは凄く嬉しい。元々好きではいたけど…彼からこんなに熱烈に言われて、嫌な気持ちなんてなるものか。

むしろ言われてから、胸の奥まできゅうっと抱き締められたみたいにポカポカと温かい。

これが毎日味わえるのなら…とても、幸せだ。
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