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【MHA】【爆豪勝己】(※R18)ハートビートエネルギッシュ

第1章 beat.1


いつもよりも早くに目が覚め、くあっと欠伸を落とし身体を起こす。端末を手繰り寄せてパチッと画面を開けば時間は06:45と表示されていて。爆豪はチッと小さく舌打ちを零す。

「…あいつもう帰ってくるか」

彼はボリボリと頭を掻き、端末を片手に勢いよくベッドから飛び離れてそのまま部屋を出ていった。

寮の一階は多くのガラスが張られて、そこから太陽の光が廊下を照らし今日は快晴だと言うのがよく分かる。最低限の身嗜みを終えてその一階の廊下を爆豪は寝間着のままに歩いていた。
そうして玄関近くの共有スペースまで着いた頃、水周りとテーブルを隔てるカウンターの上に何かが置いてあるのが目に入る。

「んだコレ」

爆豪はそれを見て眉を上げて手に取って凝視する。それはよくコンビニで売っている茶色の瓶サイズのエネルギードリンク、パッケージシールは背景色まっピンクの黒い文字で『Heartbeat!』っと書かれていた。

爆豪は色んな角度で中身がどんな感じなのか見てみるも茶色の瓶のせいでイマイチ分からずとりあえず戻しとこうとそれをカウンターに置こうとする

「あ!爆豪おはよう」
「っ…おう」

その時だった、玄関側の道から汗を拭きながらに歩いてくる塑琉奈がやってきて不意に声を掛けられる。爆豪はそっちに気を取られ瓶を手にしままに彼女の方を見やった。
どうやらいつもの日課であるメニューの一部である走り込みを早朝からこなして来たんだろう、黒いタンクトップ、短パン姿の塑琉奈が彼の姿に気づき、歩み寄る。

「休みなのに早起きだね」
「オメェには負けるわ」

タンクトップから見える首から下、鎖骨に掛けて垂れる汗がゆらりと艶めいて、ゆっくりと彼女の胸の谷間にまで落ちていく。
短パンから生える筋肉質で綺麗な曲線を描く足からも垂れる汗も太陽の光で煌めいている。そんな彼女の姿に思わず爆豪の喉が鳴る。
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