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すの日常

第1章 やきもち


ごほっごほっ…

と続けて咳をすると

このみは慌てて俺に近付き

俺の額に小さな手を当てて


「熱は無さそうだけど…

風邪ひいちゃったのかな?

喉痛いとか鼻が出るとかない?

大丈夫…?」


そう言って俺の顔を心配そうに覗き込む…

そんな優しいこのみに漬け込んで


「ちょっと喉が痛いかも…」


なんてこのみにもたれかかると


「わかった…今日は出かけるのやめて

翔太の側にいるからね?」


なんて俺の思惑通り

このみはスマホを取り出して

俺の天敵"なおき"に

断りの電話をかけ始める…笑


電話を終えて

「とりあえず体温計と風邪薬取ってくるから…」

そう言って動きだそうとする

このみの手を掴んで

腕の中に引き寄せると

「翔太…?」

と腕の中でこのみの声がする…


「体温計はいらない…

このみが温めてくれたらすぐに治るから笑

後薬はこれがいい…」



そう言ってこのみの唇に素早く

キスをすると…



このみは一瞬驚いた顔をした後



「翔太の嘘つき…」


なんて俺から顔を逸らす

でも次の瞬間…


「可愛すぎて…それ反則だからね…笑?」


そう言って笑うと

追加の甘いお薬をくれた…笑


〜渡辺さんの場合〜
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