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すの日常
第12章 1番のお薬は…
翔太がいなくなった部屋の中
嘘ついたから…
やっぱり怒っちゃったのかな…?
なんて床に座り込んだまま
今にも溢れてしまいそうなに涙を
唇を噛んで必死に我慢していると
ガチャガチャと派手な音がして
玄関の扉が開く
私に近付いてくる足音を
下を向いたまま聴いていると
「ちょっと上向け…」
そんな声がして
ゆっくり顔を上げるて
「この薬めっちゃ効くから
これ塗っとけばニキビなんかすぐに治る…」
そう言って
翔太の冷たい指先が鼻先に触れた…
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