第2章 溺愛
「これって照の家の鍵だよね?」
鍵を手のひらに乗せそう聞いた私に
照は笑顔で頷くと
「俺最近忙しくて
なかなかくるみに会えなかったでしょ?
俺嫌なんだよね…
仕事のせいでくるみに会えなくて
何かあった時側にいてあげられないのとかさ
だから…
俺と一緒に暮らさない…?
いつも俺の目の届くとこにいて
俺のこと安心させて?」
そう言って私を引き寄せて
ぎゅっと抱きしめる…
「返事は…?」
そう不安そうに聞く照に
「責任とってくれるならいいよ…」
なんて小さな声で呟くと
照は私の顔を見つめて不思議そうに
「何の責任…?」
と聞き返す…
そんな照の唇に
ちゅっと素早くキスをして
「照を大好きにさせた責任笑
一生側にいて私を溺愛してくれる?」
そう聞いた私に照は嬉しそうに笑って
「いいよ…?
俺以外見えなくなるくらい
この先ずっと愛してあげる…」
そう言って
私の唇に甘い甘いキスを落とした…
〜end〜