第1章 やきもち
優しく無い行為の後
くるみの体を抱きしめていると
震える肩越しに
小さな嗚咽が聞こえて
罪悪感が胸を締め付ける…
照「くるみ…?」
そう名前を呼ぶと
くるみ「照のばか…」
そう言って俺に抱きつき
くるみはスマホの画面を俺に見せる
それは
深澤からのLINE画面で
"くるみちゃん
もうすぐ照の誕生日だから秘密で
誕生日パーティーやらない?"
と言う内容で…
慌てて
照「うわぁ…ごめん…!」
そう謝った俺にくるみは
くるみ「照のこと私が大好きだって
いい加減ちゃんと分かってよね?」
そう言って唇を尖らす
「ごめんな…痛かったよね?」
そう言って落ち込む俺に
くるみは
「仕方ないから許してあげるよ笑」
そう言って笑って
チョコより甘い
トロけるようなキスを返してくれた…
〜岩本さんの場合〜