第7章 《1部/後編1/5話/3P》16 17 18/途中
〈子供時代編〉【17 私とゴジの同盟】
〈06/10話│2(2/2)/3P│1400字〉
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「……おとなのくんれんうけてるから、あるていどだいじょうぶだとおもってたの。あとわたし、まんがオタクだったからね。にじそうさくや【ONE PIECE】もそこそこくわしい」
「なるほどなぁ。だからか。おれは『ジェルマはサンジのじっかであねがルフィをたすけた』とかしかしらねェんだよ」
「…バレたけいいとかはわかった。それで、一体なんなの?」
問うとゴジはニヤリと笑う。
「おれと[どうめい]くまねぇか?おれはしらねェから、なにがいいのかもわからねェし、したいこともねェ。でもおまえはあんだろ?ははうえって、たしかしんでるんだよな?………いろいろかえんなら、これからはおれがみかたになる」
「あ………」
(ぶっちゃけ、[日本の感覚]を知ってる存在がいるのは非常に頼もしい。でも同類なだけでここまでしてくれるもの?………やっぱりこの人、謎)
「なんで?なんでそんなにしんせつなの?それにわたしがたいかにだすものをきいてないよ」
「はは、いままでたすけなかったから、しんようされてねェか。ごめんな。おれ………ずっといっぱいいっぱいだった。いろいろりかいすんのも、うけいれんのもかんたんじゃなかったんだ。いまでもできてねェよ。このかぞくこえェしな。おれだってこころぼそいんだ。なのにおまえはサンジ兄ばっかりで。アイツがこのいえからいなくなるのはしってたから、それをずっとまってた」
「うん。わかった………たいかは?」
「おまえがついていったりしなくてホントによかったぜ。まぁ、いくならあんなふうになかねェよな。で、ほしいたいかはおまえの[ちゆのうりょく]なんだ。あれマジでキモチいいんだよ~」
色々本音を暴露ってくれたので同調も同情もしてたのに、最後のことを述べた時に変態みたいな顔をするので、そんな気持ちも消え失せた。