• テキストサイズ

『おにいちゃん』の、言うとおり

第1章 燐—りん—





近くでなってる予鈴がやけに響く。




「お、にぃ…………」




飛んでったはずの意識を取り戻して。
瑠璃の震える小さな指先が、僕たちを、捉えた。




「おく…………」




「…………」





「お兄ちゃん…………っ」







ああ。
ほんと。
なんてやらしくて。
ほんとにかわいい。
僕たちの。
僕の。



瑠璃。






「どっちがいい?」





黎の手が、小さな瑠璃の身体を机から抱き上げて。
ゆっくりと。
あぐらをかいた黎の足元へとおろしてく。



「俺と燐、どっち欲しい?」




上から瑠璃の顔へと手をかけて。
黎が、真上から瑠璃を覗き込んだ。
答えなんて。
聞く気もないくせに。


「んん…………っ」




口の中へと指先を押し込んで、瑠璃の舌を引っ張り出しながら、黎が意地悪に瑠璃の唇を奪う。
同時に。
先程黎の舌と指で散々虐められて今だにヒクつくその、なかへと。
躊躇なく先程からはち切れそうにズキズキ痛む欲望を、押し込んだ。




「…………それ」
「…………黙ってろ、バーカ」
「こっわ」




口付けは終わっても。
黎の指先は、瑠璃の口の中から離れない。
くちゅくちゅ 
くちゅくちゅ
指先が、瑠璃の舌を執拗に追いかける。



「瑠璃、燐、瑠璃のなか気持ちいいって。瑠璃は?気持ちい?」



髪を撫でながら。
黎が目を、伏せる。




「瑠璃」



優しく。
黎が瑠璃に声を掛ければ。
上目遣いに。
瑠璃が黎を見上げる。



「俺も気持ち良くして?」




/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp