第2章 *君だけは譲れない 凪 誠士郎
----翌日
「なーぎ!ちゃんって彼氏いるのか?」
「え?いないんじゃない?」
「まじ??じゃあお前、ちゃんのことどう思ってる?」
「どうってただの幼馴染だけど。なんで?」
翌日、学校に来れば玲王がいつもの如く俺のクラスにやってきた。
サッカーの話かと思えばのことを聞かれた。
に彼氏がいるかとか、俺がのことどう思ってるとか。
なんでそんなこと聞いてくるのかと聞けば玲王はまた顔を赤らめて言葉を続けた。
「俺、、、ちゃんのことが好きになった!一目惚れってやつ?」
(玲王がのことが好き、、、?)
再び胸がモヤモヤとした。
なんとなくこのモヤモヤの正体を玲王に聞くべきではないと思い、平然を装う。
「ふーん、玲王ならいけるんじゃない?」
「ちゃんってどんな男がタイプ?」
「えー、考えるのめんどくさい。ってか自分で聞けばいいじゃん」
「なら、今度ちゃんに会わせてくれよ、な?」
「めんどくさい、、、」
そんなこと言うなよー、なぁ凪ーと玲王が抱きついてくるので仕方なく了承した。
ぁあ、、、めんどくさい、、、