第11章 *俺のモノ 御影玲王
『玲王お疲れ様!、、、凪くんも!』
「おお、さんきゅ!」
「ありがとう、」
にっこりと微笑んでタオルとスポドリを渡してくれるのは俺の可愛い彼女である。
とは高校に入学してすぐに俺が惚れ、告白したのだ。
明るく、優しくて誰とでも分け隔てなく接し、ちょっと天然なところがあって、小動物見てぇに可愛くて、、、、
とにかく今まで付き合ってきた女の中でダントツでいい女。
俺がサッカーを始めると言い出せば、サッカー部のマネになり俺たちのサポートに回ってくれたのだ。
「疲れたー、、、帰りたい、、、」
『凪くんお疲れ様!でもあと少し頑張ろ?』
えー、めんどくさいという凪にはスマホを取り出し、凪に画面を見せる。
『見て見て!このアイテム凄いでしょ?』
「これ超レアなやつじゃん!いいなぁ」
『あと1時間頑張ったらこのアイテムあげる!』
「ッ!わかった、、、、やろ?玲王」
どうやらスマホゲームのレアアイテムで凪を釣ったらしい。
突然やる気を出した凪はやる気に満ち溢れていた。
「お、おう!!、凪の扱い方上手すぎねぇか?」
『へへ、また凪くんの好きなゲーム教えてもらったの。たまたまガチャ引いたらレアが出たんだ!ほら!凪くんがやる気に満ち溢れてる今がチャンスだよ!頑張ってね!!』
「お、おう!!(のおかげで凪がやる気出したのはいいが、、、、最近あの2人やけに仲良くねぇか?)」
俺にとって凪もも宝物だ。
そんな2人が仲良くしてくれるのもありがたい、、、
だが、最近仲良くする2人を見て胸の中がモヤモヤする時がある。
その感情がなんなのかが分かんねぇ、、、
なんでこんな気持ちになんだよ、、、、