第8章 王子様 國神錬介
『へ?、、、じゃ、じゃあ私の勘違いってこと、、?』
そういうことだと言う彼は頭をかきながらまさか見られてたとはな、、、と呟いていた。
告白され、抱きつかれたのは事実だったが、彼はきちんと断っていたのだ。
私の早とちりだったという訳で、、、
「その、、、答えもらっていいっすか?」
『わ、私でよければ!私も國神くんが好き、、、っわぁ!//』
手をグイッと引っ張られ、再び彼の腕の中にダイブした。
「すげぇ嬉しい、、、好きだ、、、」
『ッ!私も、、錬介くんが好き』
彼の顔を見上げれば、真剣な瞳と目が合い自然と引き寄せられた。
そして、、、
『「ちゅっ)んっ、、、///」』
唇が重なり合った。
「よしっ、帰るか」
『うん!』
差し出される大きな手に私は自身の手を重ねた。
結局私を襲ったおじさんは國神くんに殴られたと交番に助けを求めに行ったものの、殴られた理由を素直に答えてしまい逮捕されたらしい。
國神くんも注意はされたものの、私を守るためとのことだったので学校側からも特にお咎めなしで済んだ。
そんなこんなで私たちは付き合うことになり、今日も一緒に登校している。
『あっ、おはよ!錬介くん!、、、っわっ!』
彼を見つけて走り出したはいいものの、何かに躓き転けそうになったのだが、、、
「おい、大丈夫か?」
見事私をキャッチしてくれる彼に胸がキュンキュンとした。
『ありがと、、、おはよ!』
「はよ、」
王子様な彼とのお話はまだ始まったばかり、、、
この数ヶ月後、彼は青い監獄(ブルーロック)へ行くことになるのだった。
---to be continue....?