第1章 *スーパースター 潔 世一
『ッ!、、、これって、、、』
甘く、激しい情事の後二人でベッドの上で寛いでいると、よっちゃんから目を瞑ってと言われた。
彼の言う通りに目を瞑れば、右手を取られ薬指に何かをはめられたのだ。
目を開けてもいいと言われ、ゆっくり目を開けると私の薬指にはキラッと光る指輪が目に入る。
「悪い、俺全然金ないからこんな安モンしか買えなくて、、、でも!ちゃんとプロポーズする時は本物のダイヤの指輪にするか、、、?」
あまりの嬉しさに喋っている途中のよっちゃんに飛びついた。
本物のダイヤの指輪なんて要らない、よっちゃんがいてくれればそれでいいのだ。
『よっちゃん、、、ありがとう!大切にする!!本物のダイヤの指輪なんていらない、これで十分だよ』
「、、、いいや!世界一のエースストライカーになって絶対にダイヤの指輪を渡す!!だからもう少し待っててくれるか?」
『待ってる、、よっちゃんなら絶対になれる!』
そしてこの数年後、潔 世一は夢を叶えた。
「なにぼーっと指輪眺めてんだ?」
『ふふ、内緒!』
の左手の薬指にはキラキラと光るダイヤモンドがはめられていたのであった。
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