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【短編集】悪役令嬢RTA

第3章 ひろゆきRTA


私達と同じ学園の一年生、『スヴェア・アールバリ』。
彼女に私の恋人の心は奪われた。
私はスヴェアに対して越権行為を行った罪で愛した人に糾弾される。

それでもカルロッタはパーティーに出るつもりでいた。
―――オスヴァルド様に贈って頂いた私の瞳の色と同じ蒼いドレスを纏い。

―――それは最後のカルロッタの訴えだった。
心変わりは仕方ない。
でも出来るのなら最後位優しく役を降ろして欲しい。

廊下が静かなのはもうみな粗方入場しているからだ。
―――エスコートしてくれる紳士を伴って。

私の気持ちは重く沈んだ。
どうにもならない。
カルロッタは確かに後ろから手を回しスヴェアをいじめた。

正しくはスヴェアが学園に居辛くした。
スヴェアの友達を買収して奪って、―――それがオスヴァルト様との仲をより深めさせてしまったのは皮肉だが……。
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