第5章 聖なる夜に
食卓に出来たご飯を置き2人で他愛ない会話をしながら食べる。
『いつも高専の皆と食べるからなんか変な感じ!』
恵「そうだな、来年は逆にこれが普通かもな。」
『確かに!早く高専生になりたいなあ。』
ご飯を食べ終わりぼーっとTVを見る。
恵「風呂、先入るか?」
『うん!眠くなってきちゃった。』
恵「……もうお湯溜めてあるから。」
『はーい!ありがと!!』
パジャマを持ってお風呂に入る。
『恵ー!お風呂ありがとう!!』
恵「ん?おう、俺風呂入るからベッド使って。」
『恵はベッドで寝ないの?』
恵「は??当たり前だろ、……………ちょっと待て。いつも先生と一緒に寝てんのか?」
『え??そうだよ?…………変かな??ダメなの?』
恵「変っていうか…………、何もされてないか??」
『え?えっと…………、大丈夫だよっ!』
恵「…………ふーん、そうか。一緒に寝ても良いならベッドで寝るけど。」
『一緒に寝ようよ!せっかく泊まりに来たのに寂しいじゃ~ん!!』
恵「ん、眠かったら先寝てて良いから。」
『やった!は~い!!』
(寝る前に恵と話したいし頑張って起きとこっ!)
暫くは起きていたが、いつの間にか睡魔に襲われ寝てしまった。
ガチャリとドアを開けるといつもは誰も居ないベッドで可愛い顔が寝息を立てている。
足音を立てないようにそろそろとベッドに腰掛ける。
ふわりと頭を撫でるとムニャムニャと擦り寄ってくる。
『んっ………。』
恵「っ!………はぁ、何やってんだ。」