第3章 露呈
そう聞きながら黒子はメモとペンを河原に差し出す。
河「あぁ…えっと、苗字は黒子と同じで、名前は確か…こんな…だった。」
河原は渡されたメモに"黒子結菜"と書いて黒子に見せる。
黒「ありがとうございます。…同じですね。」
黒子はメモを見てふぅ、と大きく息を吐く。
そして、部員たちの方を向くと黒子結菜について話し始めた。
黒「別にそんな改まって言うことでもないんですけど、僕には双子の妹がいて、妹の名前が結菜と言います。ただ僕の知る限りでは、高校は県外に進学しているはずなのでどうして誠凛にいるのかまではわかりません。」
黒子の簡潔な説明に一同暫く黙り込んでいたが、降旗が恐る恐る口を開いた。
降「本当に本人かどうかはまだわからないんだよな??」
黒「そうですね。とりあえず見てみないことにはなんとも…。」
河「じゃ、じゃあ、俺が明日お昼に黒子のとこに連れてくよ。中庭集合でいいか??」
事情が複雑そうなので取り敢えずは事実確認を、と河原が提案するも、黒子は少し考えて首を横に振る。
黒「…いえ、僕が直接行きます。あまり結菜には近づかないようにお願いします。」
河「あ、あぁ。わかった。」