第2章 新しい生活
次の日の朝。
教室に入ると窓側にクラスメイトたちが集まっていた。
自身の席の周りにもたくさんの人がおり、なんなんだ、と思いながら隙間から外を見る。
『──…これは。』
目を見開いたその視線の先には、グラウンドに書かれた大きな大きな文字。
──日本一にします
少し歪にも見えるその文字。
朝からこの文字をわざわざラインカーで引いたのだろうと思われる人物を思い浮かべて小さく笑った。
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その日の放課後──…
いつも通り帰ろうと昇降口で靴を履き替えていると、外がざわついているのに気がつく。
なんだろう、と外を覗き、そのざわつきの発信源を見つけた瞬間──…
急いで近くの角に身を隠した。
最大限に気配を消し、その人物が通り過ぎるのを待つ。
「ねぇ、体育館ってどっちッスか??」
近くの女子生徒に声をかけるその声を聞いて、体中に緊張が走る。
「えっと…そこを右に曲がって、暫く行ったら着きます…!!」
緊張しているのであろうその女子生徒の声。
「ありがとうッス。」
──コツコツコツ
すぐ近くを通っていく足音。