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ロドスの日常[方舟]

第6章 堕天使の顔


 ある日のことだった。
 事務作業に一区切りつき、これから何も予定がなかったはずだとスケジュールを確認したあと、ソファで横になっているとうっかりうたた寝してしまったらしい。それから何時間か経ったあと、優しい声が聞こえてうっすら目を開けると、誰かの顔。私は先日のことですっかり誰かの頭を撫でることが習慣づいてしまい、その誰かの顔を撫でた……はずだった。またそれから眠りについてしまったのだが、最後に確かに彼の声を聞いた気もする。
「……先生?」

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