第18章 メリクリウスの薔薇
―――それぞれの部屋で寝巻きに着替えた私達。
そして……。
部屋を訪れるとやはり御厨お姉様は一人だった。
「美宇さんは?」
分かりながら聞く。
御厨お姉様は微笑みベッドに寝そべっている。
いつぞや見たワンピース姿。
「貴女の方が詳しいでしょう?」
甘く、スローテンポな声でお姉様は言う。
私もお姉様の居るベッドに寝そべる。
キングサイズのベッドは二人で寝てもまだ余裕があった。
御厨お姉様が私の頭を撫でる。
美宇さんにする様に―――。
そう思うと何だか頭が熱くなった。
無意識に手を払おうとして、―――それを掴まれる。
そしてそのまま押し倒された。
「お姉様……?」
「……私のここが気になるんでしょう」
私の手を御厨お姉様が導く。
彼女の股間に。
私が来る事が分かっていたかの様に、御厨お姉様の股間はなめらかだ。
意外な展開に動けない私の手に彼女は股を擦り付ける。