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【R18】私は性奴隷志願です!

第11章 公式戦


「お姉様~!どうですかー?」
問えば御厨お姉様が振り向く。
「もう終わらせていいわよ」
御厨お姉様は振り向きもせず言う。

「何それ、もう役できてるって訳?こんな短時間に?カード捨ててるのに?」
千波様が微笑みながら言えば御厨お姉様はサラリと返す。
「貴女と同じ事をしているだけよ」

カードをめくる音だけが響く室内で、悠然とお姉様は足を組んで言う。
誰かが卓に指をうちつける。
勝負はつきつつあった。

「はぁ?あーしと同じ事ってなんだよ」
千波様は眉をあげる。
そこに含まれるのは余裕?―――否苛立ち?
私はプレイに集中していたから、カードがどの程度巡ったのかは分からないが、みんな冷静な顔をしていた。

でも、何かシミ出す雰囲気が違う。
男子生徒二人は悟られない様にはしてるけど、御厨お姉様だけは明らかに何だか含みのある表情(かお)をしている。

「分かっているでしょ?」
御厨お姉様はカードをピラピラ指で弾く。
「すみません、それは何らかの『イカサマ』の申請ですか?」
有城様が言う。

御厨お姉様は足を組みかえた。
「いいえ、カードの状況を聞かれたから答えたまでです」
お姉様が言えば、有城様は分かったとばかりに頷く。
成部様は床でのびて、はあはあ息をついている蜜美様をチラチラ見ている。
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