• テキストサイズ

【薬屋のひとりごと】後宮の外に咲く毒の華【R指定】

第4章 後宮の外に毒の華が咲く④


どうやら、侍女1人の命では揺さぶらなかった様だ。

(いつの間にか、強かさに磨きがかかったな…。)

もう周りを何人殺しても、月娘は高潤の言う事を聞かないだろう。


高潤は巻物をクシャッと潰して、短い笑い声を吐いた。



「流石俺の小可愛だ。」



そう呟いた笑うも、その男の目元は決して笑っていない。



「また皇室に里心が付く前に月娘に会いに行くか。」

そろそろ都に戻ろう。



高潤はそう決意すると、並べられた物資を見ながら目を細めた。


















ー後宮の外に咲く毒の華 完ー
/ 300ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp