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【薬屋のひとりごと】後宮の外に咲く毒の華【R指定】

第14章 【R指定】初恋的回忆〜初恋の思い出〜⑤


……もう疲れたのだ……。



月娘は大きく息を吐くと、椅子から立ち上がった。



「僑香支度を。」

月娘は僑香を一瞥するとスルッと羽織を脱いだ。



この9年の月日を終わりにする為の最後の時間は。

最も綺麗な姿で別れを言いたい。



世間ではみっともない婚約者と謳っていただろう。

だけどせめて彼の最後の記憶位…。

最も綺麗な姿を覚えて欲しかった。













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