【薬屋のひとりごと】後宮の外に咲く毒の華【R指定】
第6章 【R指定】花街に毒の華が咲く②
「瑞……。」
月娘が縋る様に声を出しても、無視して木箱を開けた。
中には壬氏が思っていた通り媚薬が入っている。
猫猫が作ったモノなんだろう。
壬氏は箱の中身を確認して乾いた笑みを浮かべた。
「本当は、あの夜も媚薬が効いてたのか?」
じゃなければこんなにお気に入りなのか分からない。
「!っ瑞っ……。」
壬氏は媚薬を1つ掴むと月娘の口の中に押し込んだ。
カカオのほろ苦い味が口に広がった。
指で掴んだ媚薬はすぐに月娘の口の中に移動したが、壬氏はしばらく月娘の口の中に指を押し入れた。
指で月娘の口の中を舐る様に、自分の指で月娘の唇の形が変わるのを目を細めて見ていた。
月娘の唇から指を抜くと、生温かい感触が無くなり少し物足りなくなった。
「…なぁ…月娘…。」
壬氏は月娘の唾液で濡れた指で、月娘の足を割って彼女の秘部を触った。
「…ここが濡れているのは媚薬のせいか?」
それとも高順との2人の時間で月娘はここまで濡れたのだろうか。
壬氏の目が細くなった。