【薬屋のひとりごと】後宮の外に咲く毒の華【R指定】
第6章 【R指定】花街に毒の華が咲く②
月娘の言う通り、高順はベットの上に拘束された。
「月娘様!!何をする気ですか!!」
「……何って……。」
月娘は不思議そうに聞くと、ギシッと音を立てて、寝ている高順に跨った。
月娘の太ももとお尻が、しっかりと高順の身体に密着する。
「ここは妓楼館なんだから、やる事は1つでしょう?」
(正気か???!!!)
ニッコリと笑って自分を見下ろしている月娘は、いつも見ている月娘では無くて。
女人の顔をしている。
しっかりと情欲を表して、高順を見下ろしていた。
ドカンッ!!!
「!」
高順は比較的動く足で、壁を思い切り叩いた。
「っ痛っ……。」
「っ申し訳ございません…。」
高順の足の動きで、月娘の身体が大きく跳ねた。
が。
実は痛くは無かった。
ただ身体がビックリして跳ねただけだった。
月娘が少し痛そうにしただけで、高順はオロオロしている。
「……ねぇ高順……。」
月娘がグッと身体を密着させて近付いた。