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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第1章 【弟】




「今のお兄ちゃんの事じゃないの?お友達と浮気..」


昴に抱きつかれながら、リビングへ向かった。


「ううん、違うよ昴」


と、俺は冷静にテレビをつけてみた。
たしか、浮気モノのドラマの録画があったっけかな...
家族の誰かが観てた...


「浮気っていうのは、こういう事だよ」


と、昴は俺がつけたドラマに釘付けになっていた。


ーーヨシッ!


「おっ...お兄ちゃぁんっ...」


えっなぁに昴よ?
これからお兄ちゃん、久々に、部屋で大天国タイムしようと..!
そんな事はこのいたいけな幼い弟には言えるまい。


「こっ..これがっ...浮気なのお....?」


と、昴は顔を真っ赤にさせていた。


ん?


『いやぁんっ♡ソコ触っちゃいやぁっ♡』


ーーーまずいっ!!想像以上にきわどかった!!


プツ、と俺はテレビの電源を切った。


「...ごめん昴。これは忘れてくれ」


気まずい俺の服を、昴は掴んだ。


「ね、ねぇお兄ちゃん...」



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