• テキストサイズ

愛おしい彼は、僕の...《R18》

第5章 【ご主人様】




「主様」


「.....」


「主様」


「..............」


ーーーー仕方ない...アレをやりましょうか....


「私の声が聞こえませんか、主様...」


ふうっと、耳に息を吹きかけた。


「うわわっ!!凛ッ!?いつからそこにいたんだ!?」


私の主様ーーー寅正様は、読んでいた小説を落とした。


ふうっ...と息をつく。


「以前、"俺を呼びかけても返事しなかった際は、このようにしろ"と主様がご命令なさったので...」


と、私は無表情で、白い手袋をはめ直した。


ーーー私、凛は、この主様に、執事"役"として飼われているのです。


「あ、そ、そうだったか....」


と、主様はコホン、と咳払い。


ーーー主様の屋敷の家事等行う、本物の執事は他に多数おります。


/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp