第3章 【先生】
「いっ、いえっなっ何もっ..!」
逃げ去ろうとしたら、腕を掴まれた。
ーーーやべっ..!!俺も襲われる....!?
ーーー父さん...母さん...ペットのハナ....いままでありがとう...!!いや待て!!まだ諦めんな俺ッ..!!
軽い走馬灯が流れ、冷や汗がダラリと流れ落ちた。
「ココどうしちゃったのかな、僕に見せてごらん..」
股間を抑える腕をどかされそうになる。
「せっ...先生っ...!!」
身体を熱くして、必死の抵抗をする。
ーーーやべーよ俺...なんでこんなドギマギしちゃってんだ!!
ーーー見惚れてる暇があったら逃げろって!!走って全力で逃げろ!!俺!!相手はおそらく相当な"鬼畜先生"だぞ!!
ーーーていうかこの手だけは絶対死守しねぇと...っ!!
「はーい♡ちょっとだけ良いこにしててねぇ...?」
予想とは反して、甘い言葉をかけられる。
ーーーうぅ...っ!??
気分も甘くなり、体の力が抜けた。
その隙に、腕をのけられる。
「あっ...!!ちょっ...!!勝手にっ...っ!」
ビンビンにおっ勃ってるモノをーー先生の目の前に、晒してしまう。