第9章 【初恋】
床に、プールの水が滴り落ちてゆく。
スクール水着から制服に着替えないまま、その男は濡れたポニーテールを揺らす。
微笑みながら、同じ姿の俺をロッカーに追い詰める。
「俺のおっぱい...触っちゃだめ...」
胸筋をやわやわと揉む左手を、やめてくれない。
つうっと、ぬるいプールの水が胸から腹に滴り落ちる。
「たははっ、どうして〜?」
両手で、胸筋を下から持ち上げられる。
「泪...っ!いいかげん、に...っンんッ...ッ!」
息が、熱くなる。
「瞬くんの声、すっごい甘いねぇ〜」
「やめッ...ああやめろッ...!」
硬くなった乳首を手で必死に隠すと、泪は更にヒートアップしていく。
「僕に触られて、気持ちいい?」
「やめッ...!これ以上は...ッ!」