黒バス triangle SS~secret story~
第3章 カラオケはあっというまっ?!*前編
緑間side
「もし優を自由に出来るのなら何がしたい?」
赤司がそんな事を言い出したのは、俺たち6人がマジバにいたときだった。
その言葉にみんなの動きが止まる。
「…何言い出すのだよ。」
最初に口を開いたのは俺だった。
「ただの興味本位だよ。」
…興味本位の質問とは思いづらい。
赤司のことだから何か考えがあるのだろう。
いったい何を考えているのだよ?
視線を送っても、赤司は涼しい顔のまま。
……言う気はないという事か。
俺はため息をついた。
誰もそんな話したがらないだろう。
…と思っていたのだが。
「いいッスね!オレも興味あるッス!」
何故かノリノリで黄瀬が参戦してきた。
「じゃあ涼太からいってみようか。」