黒バス triangle SS~secret story~
第6章 If
…優と共にいたらあいつらとも出会えたのだろうか?
妾もバスケ部のマネージャーをやっていたのだろうか?
昼餉を共にしていたのだろうか?
……恋心を持ったりするのだろうか?
脳裏に高尾と緑間の顔が映る。
(…っ!な、なぜあいつらがでてくるのじゃ!?)
振り払うように頭をふった。
美しく咲き誇る桜を見上げる。
「桜花!」
「…っ!優?!」
優が抱きついてくる。
…やはり思い出したようじゃな。
別れはもうすぐ。
…今度は別人として、お前の隣にいることを願っても良いか?
……なんてな。
Fin.