• テキストサイズ

幻想科学物語

第5章 Z=4 ガスマスク+シールド>H2SO4






ところかわって科学王国--------------


ガラスの実験器具を作るべく奮闘する科学王国民。
ルーチェ、クロム、千空の3人がそれぞれガラス吹きに挑戦するも、形が歪でどうみても残骸にしか見えない産物ができあがる。


とくにルーチェは、錬金でなんとかならないか、と試すも、基礎練金しか習っておらず、さらに歪な形となったものが生まれた。


「ククッ、まぁ最初はこんなもんだ。土器ん時もまともなもん作んのに何ヶ月もかかった。」


「何ヶ月!?あんま、ゆうちょにしてらんねーぜ!」


「ルリ姉の容態も心配だしなぁ。」


「土器なら簡単。ガラスむずい...」


「ガラス職人じゃねぇんだ。トライアンドエラーしなねぇだろ。」


千空がやれやれといった様子でいうが、本人が1番慌ててるのか、ガラスをみながら、コツはなんだろう、と考える。
コハクとスイカ、ルーチェもどうしたものか、どうやったら上手くいくんだよ?と一緒に考える。


そんな中、クロムははっと何かを思いついたのか、職人、と呟いたあと、みんなに声をかける。


「みんな、門のところで少し待ってて欲しい。上手く作ってくれるかわかんねぇけど、職人に心当たりがあるぜ。。」


「クロム、まさか...」


「あぁ。例の人を呼んでくるぜぃ!」


そう言ってみんなが止めるのもきかず、何故か縄をもって村の門へ走り出すクロムだった。


一行、特に千空とルーチェはなにがなんだかわからないまま、後をおいかけた。


.

/ 363ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp