第5章 Z=4 ガスマスク+シールド>H2SO4
ところかわって科学王国--------------
ガラスの実験器具を作るべく奮闘する科学王国民。
ルーチェ、クロム、千空の3人がそれぞれガラス吹きに挑戦するも、形が歪でどうみても残骸にしか見えない産物ができあがる。
とくにルーチェは、錬金でなんとかならないか、と試すも、基礎練金しか習っておらず、さらに歪な形となったものが生まれた。
「ククッ、まぁ最初はこんなもんだ。土器ん時もまともなもん作んのに何ヶ月もかかった。」
「何ヶ月!?あんま、ゆうちょにしてらんねーぜ!」
「ルリ姉の容態も心配だしなぁ。」
「土器なら簡単。ガラスむずい...」
「ガラス職人じゃねぇんだ。トライアンドエラーしなねぇだろ。」
千空がやれやれといった様子でいうが、本人が1番慌ててるのか、ガラスをみながら、コツはなんだろう、と考える。
コハクとスイカ、ルーチェもどうしたものか、どうやったら上手くいくんだよ?と一緒に考える。
そんな中、クロムははっと何かを思いついたのか、職人、と呟いたあと、みんなに声をかける。
「みんな、門のところで少し待ってて欲しい。上手く作ってくれるかわかんねぇけど、職人に心当たりがあるぜ。。」
「クロム、まさか...」
「あぁ。例の人を呼んでくるぜぃ!」
そう言ってみんなが止めるのもきかず、何故か縄をもって村の門へ走り出すクロムだった。
一行、特に千空とルーチェはなにがなんだかわからないまま、後をおいかけた。
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