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幻想科学物語

第4章 Z=3 科学+魔導=マンパワー?





途中、コハクがスイカの元に行きデレデレになって特訓どころでは無くなるハプニングがおきたが、コハクとルーチェ(?)の数時間による特訓は門番の交代の時間がきたため、終了した。


そして今はスイカの素顔をみて一行はスイカにどういうことか話をきく。


「スイカはぼやぼや病なんだよ。ぼんやりとしか見えなくて無理やり見ようとしてこんな風になるのが恥ずかしいんだよ。でも、スイカの被り物を被ると少し見えやすくなるんだよ。」


「「それは、ピンホール効果だな。」」


ルーチェと千空は偶然にも声を揃える。
一瞬お互いに視線を絡ませるが、ここは千空に解説を任せようと思い、口を紡ぐ。


「ピンホール効果っつぅのは、穴から覗いて光を狭めりゃ多少は見えやすくなるっつう理屈だ。」


「そのスイカのぼやぼや病がガラスと関係あるのか?」


「100億パーセントありまくるわ。さて、ここからはお医者サマの出番だ。どう見る、ルーチェ先生。」


ガラス、ピンホール効果、視力、と連想していく。
1分も掛からずに答えが出たのかスイカの被り物を優しい手つきでなで、視線を合わせるためにスイカの前にしゃがむ。


「スイカ、あなたはボヤボヤ病じゃない。あなたはただ遠くにあるものが少し見えずらい。メガネで、治る。」


「メガネ?」


「そう。メガネ。近代文明における、見えやすくる科学のアイテム。
あなたは、病気じゃない。」


そういいながら、優しい目付きでスイカを見つめた。


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