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幻想科学物語

第1章 Z=1 魔導士R





「おー、コハクおそかったな...ってだれだこいつ!」


「おせぇじゃねぇか、雌ゴリラ。いつまで偵察してやがる。
時間ねぇんだからこっちも...って、誰だでめー。」


二人の男がルーチェの方をみて動きを止める。
一方は茶髪のふんどし姿、もう一方はつんつんした毛先が特徴の緑のグラデーションヘアに、パンツっぽい下着をはいていた。


茶髪の方は、不思議そうに見つめるが、ツンツン頭の方はルーチェのことをまじまじと見つめ、なにかを考えている。


(復活者か?それにしては、この石の世界には有り得ねぇ服装だな。)


つんつん頭の方がルーチェに近寄り、色んな角度から観察する。


ルーチェはなんだか恥ずかしいような迷惑に感じるような複雑な気持ちになり、その場で固まってしまった。が、それも直ぐに終わりを告げた。


「おわ、コハク、てめぇ何しやがる。」


ルーチェを色んな方向から観察するツンツン頭の腕を引っ張り、引き離した。


「なにって、怪しむのも分かるが、そんなまじまじと見つめるな。
ルーチェが困ってしまってるでは無いか。」


そう言いながらコハクは掴んでた腕をそっと離す。
二人の男はいってぇ、だの、コハクはメスゴリラだからなぁ、とか言いながら怪我がないかなどを確認してた。


「すまない、ルーチェ。怖かっただろ?」


「……?あまり。」


「そ、そうか。ならよかった。」


コハク、あなたの方が、と言いかけたが、ゴクッと言葉を飲み込む。



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