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幻想科学物語

第4章 Z=3 科学+魔導=マンパワー?





「と、ところでルーチェちゃん。ガンガン魔導使ってるけど、それはいいの?」


「ゲンたちの前なら大丈夫。秘密、話した。それに時間が惜しい。」


「まぁ、そうだけど...」


わっかんないなぁ、と不思議そうに自然に動いてる紐やら竹やらを見ている。
千空も、先程魔女狩りがー、とか、戦争がー、とか言ってた割にはつかってんじゃねぇか、と心の中で突っ込む。


ルーチェはそんなことをお構い無しに、木の板削りやら、部品の取り付けやらを行っていき、あれよあれよ、とあとは銅板を削るだけになった。


「ククッ、まぁ作業が効率よく進むならおありがてぇがな。魔女狩りや、戦争そんだけじゃねぇ。もう1つあるんだろ?最大の弱点が。」


「えぇ!?これだけでもゴイスーなのに、なにか弱点があるの?千空ちゃん、なにかみつけたの?」


「あぁ、仮説だがな。」


こっちの方をみてるルーチェの顔は、相変わらず無表情で、また変な事言うのでは、と訝しげにみつめる。
ルーチェの視線などおかまいなしにクスッとわらって千空は言葉を続ける。


「大方、ジョブ、やら、属性、みたいなものがある。そんでもって、それでクラス分けされてた。ちがうか?」


「…あってる。なんで、気づいた。」


属性とは、ちがうが、ルーチェは主に戦闘部隊。
動力や加工については、学んでこなかった。
そこに気づいた千空をさすがというべきか、よく見てるなぁと感心した。


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