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幻想科学物語

第3章 Z=2.5 Xデーの後日譚





(謎の光が輝いたかとおもったら、すぐその後に動けなくなった。
つまり、石化。石化のある1点、額目掛けて破壊魔導をかけ続けた。そしたら、私や村の人達は全員生き返った。)


復活方法は破壊、か? 石化しても生命反応はわずかにある。
明日は石化した像の生命反応調査だなぁ、とか思いながらウトウトする。


「ルゥルゥ。おきて、ルゥルゥ。」


ウトウトしているルーチェに声をかけるシーラ。
ルーチェはんん、と少し唸ったあと朧気にピンクの瞳をあけ、シーラの姿を捉える。


「ルゥルゥ、行ってくるね。明日のお昼には戻るね。」


「んん...母様、今度の範囲は?」


「とりあえず、ヨーロッパ全土。でも今夜は教会の方やその周辺がメインかな。」


「うん、行ってらっしゃい。」


そう言いながら、今日あったことをノートに記入する。


シーラも、あんまり飲みすぎないでね、と声をかけ、そっと玄関からでたのであった。


-------------翌日のお昼------------


ルーチェは、石化した人達の象をを10体ほど集め、修復を行う。
そして村の中心にある教会の横の庭に石像を並べ、一体一体生命反応をみていく。


(生命反応があるものと無いものがある。無いものは死んでしまったのか?)


生体反応がないものは、お決まりのお祈りを申し上げてから、破壊魔法を試す。が、石像が壊れるだけであり、間違っても人が復活することはなかった。


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