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幻想科学物語

第2章 Z=2 来訪者A





到着そうそう、長い棒の先端に鉄を巻き付け、ヤグラに突き立てる。


その後すぐに鉄に雷が落ち、プラズマが発生し、鉄からは神々しい青い光が発生する


「ふふ、降りてきたぜ、電気の神がよ。」


千空はこの日を待ちわびてたと言わんばかりに嬉しそうに笑いながら言う。


ゲンそんな千空とは対照的に驚きと少しの感動を覚えたのか、乾いた笑いで磁石をみつめる。


少しして、空が晴れてきた。
千空は出来た磁石に近いて掴み、ふっと笑ってヤグラから鉄を取り出す。


「電気のばく誕だ!唆るぜぇ、これは。」


そう言いながら磁石をもつ少年を、雲の隙間から太陽が照らし出した。


クロムもコハクも喜び、スイカはただひたすら固まっていた。
ゲンはあんぐりと口をあけたまま固まり、ルーチェは少しホッとしたような暖かい目でみつめる。


「クククッ、くっつけてみな?」


千空はそういいながら、コハクに磁石を渡す。
コハクは言われた通りにくっつけようとするが、なかなかくっつかず、苦戦している。


見かねた千空はそりゃsm逆だといい、コハクから1本うばい、反対に磁石を回すと千空ごとコハクの磁石にくっついた。


「これで作れるんだな、やべぇ電気っつーやつをよ。」


クロムの発言に、ほう?と不思議そうに千空に聞く。


「しっかし、千空ちゃん、発電方法って水力発電?火力発電?風力発電?まさかの原子力発電?」


千空はニヤッと笑ったあとルーチェの方を指さす。


「妖術発電。」


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