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幻想科学物語

第13章 Z=12 共闘






「……羽京、てめぇ、こっちの内情はどこまで聞いている。」


「?どういうことかな?千空。」


探るためのカマかけに出るも羽京は逆に聞き返される。


千空は少しまってほしい、とだけ伝え、ケータイから少し離れたところで、ルーチェとゲンに小声でどうするか聞いた。


「ゲン、羽京はどこまで把握してるか、わかるか?」


「んー、と、多分シーラちゃんの存在はまぁ把握してるとして、ルーチェちゃんのことは聞いてると思うよ。氷月ちゃんと合わせて2トップ張ってたし。報告の場にも居たと思う。」


「あ゛ーなら、これ無理かもな。ルーチェ、シーラを生け捕りにできるか?」


千空がルーチェの方を見ながら質問すると、ルーチェは顔を俯かせる。
【叡智の図書館】にて鍛錬はしているものの、ルーチェ自身、宵闇の魔導術についての知識はあまり無いからだ。


もともと、シーラの魔導力や技術は天才と言えるほどではないが、努力の甲斐あってルーチェよりも上回っている。


斬り合いになる事は必須だろう。
ルーチェは千空に、羽京と話したい、と申し出ると、少し待ってろ、とだけいい、再びケータイに近づいた。


「羽京、その誰も死なないこと、という条件にさしあたってだ、話したいという奴がいる。そいつの話を聞いてから決めてくれ。」


「少し遅かったね。まぁいいよ。誰かはわからないけど、話を聞くだけ聞こう。」


その返事が聞こえたと同時に千空とルーチェは入れ替わり、息を吸って、英語でマイクに話しかけた。


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