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幻想科学物語

第2章 Z=2 来訪者A




さらに次の日------------------


科学王国民一行は、味見のあと、味の調整やら必要な食器やら、屋台やらを大急ぎで用意した。


その甲斐あってか、猫じゃらしラーメンを売り出して少し経つが、なんだ?何だ?とラーメンの誘惑に村人たちが次々と出てくる。


村人たちは、美味しかったのか、うめぇ、とか何杯でもいけると、あれよあれよと売れていき、ルーチェとスイカは大忙しで注文とったり、運んだりしていた。


クロムは門番らしき2人組の男性にラーメンの押し売りをしている。


コハクは、賑わってる様子を優しい目で見つめ、千空に話しかける。


「凄まじい反響だな。村からどんどん人が集まるぞ。」


「くふふっ。問題ねぇ。食った分だけきっちり働いていただくだけだ。」


悪い顔を浮かべながら言い放ち、ラーメン作りに戻る。


そんな中、紫の着物を着た、白黒の髪色が特徴的な男性がスイカに声をかける。


「ねぇー、そこの君、ここでラーメン売ってる?売ってるなら1杯貰えないかな?」


「猫じゃらしラーメン1杯ね!分かったんだよ!」


スイカはさも当たり前のように千空とコハクの元に行き、ラーメン一丁と、注文流す。


暫くすると千空ができわよくラーメンをスイカに渡す。
スイカは、おまちどう、と言って注文の主に渡す。


その白黒男はありがとう、とお礼を伝え、岩陰の方にいき、1口啜る。


「あぁ、これ飲み物も欲しくなっちゃうねぇ。コーラとか♪」


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