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幻想科学物語

第12章 Z=11 作戦会議






「くくっ、まぁそう慌てんな。この作戦思いついたんは、ゲンだ。メンタリスト、一から説明してやれ。」


「あははは。結局俺任せ、なのね。まぁいいけど。」


そういうと、ゲンは作戦内容を説明し出す。
説明内容としては、司が慕われている理由から始まり、ケータイで例のレコードの曲を使うことで、司帝国無血開城が可能かもしれない、ということを説明した。


「ゲンの説明はわかった。それなら私は関係ないように思える。」


「でもね、レコードだけじゃ、信ぴょう性が薄い。生きている人間の声が必要。ルーチェちゃんの声をかえる魔導が欲しいの。俺も出来ないことはないけど、リームーアリアリなのよ。。」


「…向こうに魔導を垂れ流すようなことをしたくない。」


「どういうこと?ルーチェちゃん。」


今度はルーチェがみんなに魔導の仕組みを、アラビアンナイトを参考にした某マンガに例えて説明した。


「つまり、ルーチェちゃんたちの魔導の力は生まれつきその臓器がないとダメで、使う際に微量な電波をながすってこと?」


「んなもん、ケータイの電波で誤魔化すことはできねぇのか?」


「スマホを使ってても、お互いの場所はわかる。といってもテレパシスと同じで魔導力を交わしてなければ、微妙な流れしかわからない。」


みんなはそれなら行けるんじゃ?とか、そもそも感知するのにそれなりに調節すればいい、とか、測定したら?とディスカッションを交わす。


ルーチェからある言葉が出るまでは。


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